熱帯魚をもっと知ってアクアリウムを楽しみましょう!
熱帯魚にはたくさんの種類があります。大きさや色合いはもちろん、水槽の上部を好んで泳ぐ魚も居れば底の方でじっとしていることが好きな魚も居ます。
それぞれの魚の特徴や習性を理解することで、今よりももっと楽しいアクアリウムライフが待っているはずです。
魚について知ることで、リスク回避にもなる
魚について知ることは、楽しむためではなく魚の為にもなります。その個体によっては相性が悪かったり、一緒に混泳させるのが難しい魚の種類もあります。しっかりと知識を付けて、魚にも優しい環境づくりを心掛けましょう。
プロトプテルス(肺魚)について
① 概要
- 原産地: プロトプテルスは、東アフリカのソマリア、モザンビーク、ケニアなどに生息しています。
- どのような魚か: この魚は「肺魚」と呼ばれ、水中だけでなく空気中の酸素も呼吸できる特殊な魚です。
- 日本での知名度: 日本ではあまり一般的ではないですが、古代魚としての魅力やユニークな特徴から愛好家の間では知られています。
- 似ている魚: 他の肺魚や一部の古代魚と外見が似ていますが、サイズが小さめであることが特徴です。
② 特徴
- 体色や大きさ: 体色は個体によって黄色から黒っぽい色まで様々です。全長は40〜50cmになります。
- 食性、生態: 肺魚は肉食性で、様々な餌を食べます。乾季には泥と体から分泌する物質で繭を作り、水がない状態でも生き延びることができます。
- 寿命、繁殖: 寿命は20〜30年と長く、繁殖についての詳細は少ないですが、一般的には水中で卵を産みます。
③ 飼育方法
- 水槽の大きさ: 成魚の場合、90cm以上の水槽が推奨されます。小型の個体であれば60cmの水槽でも飼育可能です。
- 適正水質、混泳難易度: 中性から弱アルカリの水質が適しており、縄張り意識が強いため単独飼育がおすすめです。
- 水流、その他: 強い水流は必要ありませんが、水質変化には弱いため、定期的な水換えが必要です。また、装飾品や機器に噛みつくことがあるので注意が必要です。
プロトプテルスは魅力的な古代魚で、適切な環境とケアを提供すれば、長い間楽しむことができます。始める前にしっかりとした準備と理解があれば、初心者の方でも飼育は可能です。興味を持たれた方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね
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