熱帯魚の病気『白点病』についての解説

魚の病気

アクアリウムの天敵、魚の病気について知る

アクアリウムを始める場合に避けて通れないのが、魚の病気です。可能であれば常に健康な状態を保つことが望ましいことですし、病気になってしまったらすぐに対応することが重要です。

また、病気の原因は細菌によるものや、飼育環境、魚のストレスなど様々な原因があります。魚が病気になる背景を理解して事前の対策を講じることが出来ます。

白点病とは

白点病は、金魚や熱帯魚などの観賞魚が罹患することがある、体中に白い点ができる病気です。名前の通り、体表に白い点が現れる特徴があります。白点病は、魚の病気の中でも感染率が高く、病気の進行度や感染力が非常に高い病気の一つです。初心者の方にとっては最も厄介な病気の一つであり、適切な処置が必要です。

症状

白点病の初期症状は以下の通りです:

  1. 体を擦る行動: 罹った魚は水槽内のものに体を擦りつけることがあります。底砂や流木、水草などに体をこすりつけるような仕草が見られます。
  2. 白い粒がつく: 体表に白い粒が現れます。これは白点病の原因となる「ウオノカイセンチュウ」による寄生です。初めは尾びれの付近に出現し、病気の進行とともに体全体に広がります。

原因

白点病の原因は、繊毛虫の一種である「ウオノカイセンチュウ」の寄生です。ウオノカイセンチュウは、水温が25℃以下を好むため、水温を28~30℃に保つことで白点病の進行を遅らせることができます。

対策

白点病の対策として以下のポイントを守りましょう:

  1. 水温調節: 水温を28~30℃に保ちましょう。ウオノカイセンチュウは低温を好むため、水温を上げることで病気の進行を遅らせます。
  2. 薬浴: 白点病に効果的な魚病薬を使用して治療しましょう。薬浴は病気を特定し、早期に治療するための重要な方法です。

白点病は早期発見と適切な処置が大切です。症状を見逃さず、水槽内の魚を観察してください。

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