熱帯魚の病気『エロモナス感染症』についての解説

魚の病気

アクアリウムの天敵、魚の病気について知る

アクアリウムを始める場合に避けて通れないのが、魚の病気です。可能であれば常に健康な状態を保つことが望ましいことですし、病気になってしまったらすぐに対応することが重要です。

また、病気の原因は細菌によるものや、飼育環境、魚のストレスなど様々な原因があります。魚が病気になる背景を理解して事前の対策を講じることが出来ます。

エロモナス感染症(松かさ病、穴あき病、ポップアイ)について

症状

  • 体に赤い斑点が現れる
  • 腹部が異常に膨れることがある
  • 体表に穴が開く(穴あき症状)
  • 菌が全身に及ぶと、眼球突出(ポップアイ)や立鱗症状(松かさ病)が見られる
  • 食欲不振や動作の不活発化。

特徴

  • エロモナス感染症は細菌感染によって引き起こされる
  • 主にエロモナス菌が原因とされている
  • 症状によって呼び名が変わる(体表が赤い場合は赤斑病、体に穴が開く場合は穴あき病、鱗が逆立つ場合は松かさ病)

原因

  • 魚が何らかの原因で弱った状態
  • 古くなった餌の継続的な与えられ方
  • 水質の悪化
  • 底床の掃除によるストレス。

対策

  • 適切な水質環境の維持とストレスのかからない飼育環境の確保
  • 発症した魚は隔離し、抗菌剤による薬浴を行う
  • 0.3-0.5%の塩浴を併用すると効果的
  • エロモナス・ソブリアは高温に弱いため、水温を28℃以上に上昇させることも効果的。

エロモナス感染症は適切な予防と早期治療により管理することが可能です。日頃から魚の健康状態を観察し、異常を感じたらすぐに対応することが重要です。また、治療薬の使用には専門家の指導を仰ぐことをお勧めします。

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